• HTTPとは?
  • HTTPSとは?
  • HTTPとHTTPSの違い:主要なポイント
  • HTTPSへ切り替えるべき理由とタイミング
  • ウェブサイトをHTTPSに移行する方法
  • FAQ:HTTPとHTTPSに関するよくある質問
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HTTPとHTTPSの違い:サイトに安全なのはどちら?

Chantelle Golombick
この記事を書いた人 Chantelle Golombick
Ata Hakçıl
レビューをした人 Ata Hakçıl
Ana Jovanovic
編集者 Ana Jovanovic
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たとえ意識していなくても、あなたは毎日それを目にしています。すべてのウェブアドレスの先頭にある小さな接頭辞、http:// や https:// のことです。一見すると些細な違いに思えるかもしれませんし、HTTPとHTTPSの違いは何だろうと疑問に感じたことがあるかもしれません。その「s」が本当に重要なのでしょうか?

結論から言えば、重要です。しかも非常に重要です。これはオンライン上のセキュリティやプライバシー、さらにはそのウェブサイトをどれだけ信頼できるかに直結する基本的な要素です。単にウェブを閲覧している場合でも、自分のオンラインショップを運営している場合でも、ブログを構築している場合でも、HTTPとHTTPSの違いを理解することは、身につけておくべき最も重要なセキュリティ知識の一つです。

HTTPとは?

まずはHTTPから見ていきましょう。HTTPはHypertext Transfer Protocol(ハイパーテキスト転送プロトコル)の略で、HTMLなどのハイパーメディア文書を送信するためのアプリケーション層プロトコルです。これは、ブラウザがウェブサイトと通信する仕組みそのものです。ブラウザにウェブアドレスを入力すると、HTTPがテキストや画像、その他のファイルを取得し、表示されるウェブページを構成します。

HTTPはインターネット黎明期から使われてきました。シンプルで高速、そしてデータ送信に適した仕組みです。しかし欠点もあります。すべての通信を平文で送信する点です。そのため、たとえば公共Wi-Fi上で通信が傍受された場合、転送中の情報はすべて読み取られる可能性があります。パスワードやクレジットカード番号、メッセージなども例外ではありません。

HTTPはどのように動作するのか?

HTTPの仕組みは、リクエストとレスポンスのやり取りから成るシンプルな対話プロセスです。これはATMでお金を引き出す流れに似ています。あなた(ブラウザ)がATMに行き、カードを入れて「約7,500円を引き出す」と入力します。ATMはその依頼を銀行(サーバー)に送信します。銀行は確認後、「OK。現金を払い出します」と応答します。

HTTPでは、この流れが次のように行われます。

  1. リクエストを送信する:ブラウザに http://websiteyouwant.com のようなURLを入力してEnterキーを押すと、「このページを表示したい」というリクエストが送られます。ブラウザはDNSサーバーにDNS(Domain Name System)リクエストを送信します。DNSサーバーはDNS解決と呼ばれるプロセスを通じて、対象のウェブサイトをホストしているサーバーのIPアドレスを返します。
  2. ブラウザがHTTP request(HTTPリクエスト)を作成して送信する:表示したいページ(例:ホームページ)や使用するメソッドを含むHTTPリクエストがサーバーに送られます。
  3. サーバーがリクエストを処理する:ウェブサーバーはリクエストを受け取り、該当するHTMLファイルや画像、スタイルシート、スクリプトなどを探します。
  4. サーバーがレスポンスを返す:準備が整うと、サーバーはそれらをHTTPレスポンスとしてまとめ、ブラウザに送信します。このレスポンスにはステータスコード(「404 Not Found」など)とページのコンテンツが含まれます。
  5. ブラウザがページを表示する:ブラウザは受け取ったレスポンスを解析し、ファイルを読み込んでウェブページを画面に表示します。

Illustration How Does Http Work Ja

これらはすべてミリ秒単位で実行されますが、その裏ではGET(ページ取得)、POST(データ送信)、DELETE(コンテンツ削除)といった基本的なコマンドによって処理されています。

HTTPの主な特徴とは?

HTTPは、ウェブ黎明期に効率性とシンプルさを重視して設計されました。その機能はこの設計思想を反映していますが、現在では一部がデメリットにもなっています。

1. ステートレスである

HTTPはステートレスなプロトコルです。つまり、各リクエストは独立しており、前回のやり取りを記憶しません。サーバーはクリックごとにユーザー情報を保持していないため、処理が簡潔でリソース消費も少なくなります。

ただし、サーバーはリクエストのたびにユーザーを忘れてしまうため、再訪時に識別する仕組みが必要です。その役割を果たすのがcookieと呼ばれる小さなデータです。これはデジタルの名札のようなもので、次回アクセス時にブラウザが提示することで、ログイン状態の維持やショッピングカートの保存などが可能になります。

2. コネクションレスである

リクエストとレスポンスのやり取りが完了すると、クライアントとサーバーの接続は終了します。初期のウェブではサーバー負荷を抑える利点がありましたが、リクエストごとに新しい接続が必要となるため、処理が遅くなることもありました。後のHTTPバージョンでは「持続接続」が導入され、1回の接続で複数のリクエストを処理できるようになり、効率が改善されています。

3. 柔軟性が高い

HTTPはHTML専用ではありません。クライアントとサーバーが解釈できれば、画像や動画、音声ファイル、PDFなど、さまざまなデータ形式を扱えます。この柔軟性が、現代のリッチなウェブ体験を支えています。

4. 暗号化されていない

HTTPは暗号化されていない通信方式です。これは重大なセキュリティ上の弱点であり、現在では一般用途においてHTTPが推奨されない最大の理由となっています。

HTTPリクエストとレスポンスとは?

ブラウザからサーバーへ送られるHTTPリクエストは、主に3つの要素で構成されています。

  1. リクエストライン:最初に記載される最も重要な部分です。データを取得するGETや送信するPOSTなどのHTTPメソッド、取得したいリソースのパス(例:/blog/my-post)、使用しているHTTPバージョン(例:HTTP/1.1)が含まれます。
  2. ヘッダー:リクエストラインの後には複数のヘッダーが続き、追加情報を伝えます。たとえば、hostヘッダーは対象サイトのドメインを示し、user-agentヘッダーは利用中のブラウザ情報をサーバーに伝えます。
  3. ボディ(任意):お問い合わせフォームの送信やログインなど、データを送信する場合、その内容はボディに含まれます。単純にページを表示するGETリクエストでは、通常ボディは空です。

一方、サーバーからブラウザに返されるHTTPレスポンスも、ほぼ同じ構造を持ちます。

  1. ステータスライン:HTTPバージョンを示すとともに、最も重要なステータスコードを含みます。200 OKは正常処理、404 Not Foundは指定したリソースが存在しないこと、500 Internal Server Errorはサーバー側のエラーを意味します。
  2. ヘッダー:レスポンスにも状況を説明するヘッダーがあります。content-typeヘッダーは送信されるデータの種類(例:HTMLやJPEG画像)を示し、content-lengthヘッダーはそのサイズを表します。
  3. ボディ:実際に要求したデータが含まれる部分です。ウェブページのHTMLコードや画像ファイルなどがここに入ります。

このようなリクエストとレスポンスのやり取りこそが、ウェブを動かす基本的な仕組みです。しかし、暗号化などのセキュリティ層がなければ、その通信内容は第三者からも見えてしまう状態にあります。

HTTPSとは?

HTTPSは「Hypertext Transfer Protocol Secure」の略で、基本的にはHTTPと同じ仕組みですが、その上に重要なセキュリティ層が追加されています。このセキュリティ層がTransport Layer Security(TLS)です。

HTTPSでブラウザとサーバーが通信すると、やり取りされるすべてのデータは暗号化されます。情報は読み取り可能な平文ではなく、ブラウザと正規のサーバーだけが復号できる複雑な暗号に変換されます。

HTTPSサイトはすぐに判別できます。ブラウザのアドレスバーに、https://で始まるURLとともに南京錠アイコンが表示されます。これは安全な接続であることを示す視覚的な証拠です。
Browser address bar showing a padlock icon for a secure HTTPS connection to the ExpressVPN website.
HTTPSを使用していないサイトは重大なセキュリティリスクとなるため、ChromeやFirefoxなどの主要ブラウザは、HTTPのみのサイトに対して「Not Secure」と警告表示を行います。これは、入力や共有する情報に注意が必要であることを明確に示しています。Browser privacy error screen with a warning icon, stating ‘Your connection is not private’ due to an invalid certificate.

HTTPSはどのようにデータを保護するのか

HTTPSは単なる1つの防御策ではなく、3つの仕組みによって安全性を確保しています。

  1. 暗号化:HTTPSはTLSを使用して、ブラウザとサーバー間の通信を暗号化します。これにより、第三者が内容を読み取ることはできません。
  2. 認証:HTTPSを利用するには、認証局(CA)からTLS証明書を取得する必要があります。ブラウザやOSには信頼されたCAの一覧が組み込まれており、接続時に証明書が正当なCAによって発行されたかを確認します。これにより、接続先が正規のサイトであることが保証されます。
  3. データの完全性:通信途中でデータが改ざんされていないことも確認されます。暗号学的メッセージ認証コード(MAC)によって検証され、仮に攻撃者が振込金額などを書き換えようとすると不一致が発生します。ブラウザはそれを検知し、安全でない接続として警告します。その結果、表示される内容がサーバーから送信されたものと完全に一致していることが保証されます。

HTTPSの限界

HTTPSはセキュリティを大きく向上させましたが、あらゆるオンライン脅威を解決する万能策ではありません。包括的なセキュリティを維持するには、その限界を理解しておくことが重要です。

まず、HTTPSが保護するのは通信中のデータのみです。ブラウザとウェブサイトのサーバー間を移動するデータは暗号化されますが、サーバーに保存された後のデータまでは守れません。もしウェブサイトのサーバーがセキュリティ対策の不備によって侵害された場合、データが漏えいする可能性があります。HTTPSは「通信経路」を守りますが、「保存先」までは守らないのです。

次に、南京錠アイコンが表示されているからといって、そのサイト自体が安全で信頼できるとは限りません。サイバー犯罪者はHTTPSを利用したフィッシングサイトを巧妙に構築しています。実際、サイバー脅威インテリジェンス企業PhishLabs by Fortraによると、2020年に確認されたフィッシングサイトの74%がHTTPSを使用していました。つまり、南京錠は安全な接続を示すに過ぎず、サイトの正当性まで保証するものではありません。偽サイトの見分け方を学び、常に注意を払う必要があります。

最後に、HTTPSだけではすべてのオンライン脅威を防ぐことはできません。総合的な保護のためには、ウイルス対策ソフトや信頼できる仮想プライベートネットワーク(VPN)の併用が推奨されます。ExpressVPNはブラウザ通信だけでなく、デバイス全体のインターネット通信を暗号化し、IPアドレスを隠します。これにより、HTTPS単体では実現できない追加のプライバシー保護が提供されます。さらに、ExpressVPNのThreat Managerはトラッカーや悪意あるサイトをブロックし、HTTPSでは対処できない脅威からも保護します。

HTTPとHTTPSの違い:主要なポイント

HTTPとHTTPSの違いは何にあるのでしょうか。まずは概要を示し、その後に詳しく説明します。

機能 HTTP (http://) HTTPS (https://)
セキュリティ なし。データは暗号化されず平文で送信されます。 強力。TLSにより暗号化、認証、データの完全性を確保します。
ブラウザ表示 「Not Secure」と警告表示されることが多い。 南京錠アイコンが表示され、安全な接続であることを示します。
速度 一般的に遅め。HTTP/1.1など旧プロトコルに限定されます。 一般的に高速。HTTP/2やHTTP/3など最新の高性能プロトコルを利用できます。
データの完全性 保護なし。通信中に改ざんされても検出されません。 保護あり。MACにより改ざんが防止されます。
認証 なし。接続先が正規のサーバーか確認できません。 TLS証明書によりサーバーの正当性が検証されます。
検索エンジン最適化(SEO)への影響 マイナス。GoogleはHTTPS未対応サイトを評価で不利にします。 プラス。HTTPSサイトはHTTPサイトより検索順位が高くなります。

HTTPSへ切り替えるべき理由とタイミング

2025年になってもHTTPのままサイトを運営しているのであれば、切り替えは「そのうち」ではなく「今すぐ」です。ブラウザは安全でないサイトに警告を表示し、Googleは検索順位を下げます。ユーザーの信頼も得にくくなります。さらに、多くの最新ウェブ機能はHTTPSがなければ動作しません。

ブログ運営だけであっても、HTTPSを導入することで、訪問者に対してセキュリティを重視している姿勢を示すことができます。

ウェブサイトをHTTPSに移行する方法

HTTPSへの移行にはいくつかの重要なステップがあります。最新のツールを使えば難しくありませんが、アクセス減少やサイト不具合を防ぐためにも正確に進めることが重要です。移行手順:
Illustration 7 Steps To Migrate Your Website To Https Ja

1. TLS証明書を取得する

現在、多くのホスティングサービスではLet’s Encryptの無料TLS証明書を提供しており、コントロールパネルからワンクリックで導入できます。

2. 証明書をインストールする

取得した証明書をウェブサーバーにインストールします。ホスティングサービスが対応している場合、この工程は自動で行われることが一般的です。手動で行う場合は、利用しているウェブサーバーの手順に従ってインストールしてください。

3. サイト設定を更新する

CMS(コンテンツ管理システム)またはサーバーがHTTPSを使用する設定になっているか確認します。手順は以下のとおりです。

CMS(WordPressなど)を使用している場合

通常、これが最も簡単な方法です。サイトの基本URLを設定画面で変更するだけです。

  1. WordPressの管理画面(ダッシュボード)にログインします。
    The main dashboard of a WordPress admin area with the dashboard button highlighted.
  2. Settings(設定)> General(一般)をクリックします。
    The WordPress admin menu showing the settings tab with the General option highlighted.
  3. WordPress Address (URL) とSite Address (URL) の欄を探します。両方のURLをhttp://yourdomain.comからhttps://yourdomain.comに変更します。
    The General Settings page in WordPress, with the WordPress Address and Site Address fields highlighted and updated to use HTTPS.
  4. 変更内容を保存します。

サーバーレベルでの設定(すべてのウェブサイト向け)

この方法では、すべての訪問者が自動的にHTTPSの安全なバージョンを利用するように設定します。一般的には、サイトのルートフォルダにある .htaccess ファイルを編集して行います。

  1. ファイルマネージャーまたはFTP(File Transfer Protocol)クライアントを使って、サイトのファイルに接続します。
  2. .htaccess ファイルを探して開きます。(存在しない場合は、新規作成します)。
  3. 次のコードを追加します。
RewriteEngine On

RewriteCond %{HTTPS} off

RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [L,R=301]

この設定により、安全でないHTTPでアクセスされた場合、自動的に同じページの https:// アドレスへ恒久的にリダイレクト(R=301)されます。これはサイト全体でHTTPSを強制する標準的かつSEOに最も適した方法です。

最後に、パフォーマンス向上のためにHTTP/2やHTTP/3を有効にしてください。これらのプロトコルは多くの最新ブラウザに対応しており、通信速度と効率を改善します。

4. 内部リンクを更新する

サイト内のコンテンツを確認し、すべての内部リンクを http:// から https:// に変更します。ナビゲーション、本文中のリンク、フッター、テンプレートファイル内のリンクなど、すべてが対象です。サイト内のあらゆるリソースがHTTPSのURLで読み込まれていることを確認してください。ブラウザの開発者ツールを使うと、問題箇所の特定と修正が容易になります。

5. SEOツールを確認する

利用している外部ツールの設定も更新します。Google Search ConsoleやGoogle Analyticsに新しいHTTPSサイトをプロパティとして追加し、HTTPS版のサイトマップをGoogleに送信してください。これにより、安全なサイトを迅速にクロールしてもらえます。あわせて、SNSプロフィールやマーケティング用リンクのURLも更新しておきましょう。

6. 徹底的にテストする

すべてのページ、リンク、フォームをチェックします。切り替え後は証明書の有効期限にも注意してください。Let’s Encryptの証明書は90日ごとに更新されますが、多くの場合、自動更新が設定できます。

7. (推奨)HSTSを有効にする

問題なく動作していることを確認したら、HTTP Strict Transport Security(HSTS)の有効化を検討してください。これは、常にHTTPSでのみ接続するようブラウザに指示する高度なセキュリティ機能です。リダイレクト前のHTTP通信が傍受される可能性を排除できます。通常は、サーバー設定に追加のヘッダーを設定することで実装します。

個人ブログの運営者であっても小規模ビジネスのオーナーであっても、HTTPSへの移行は最も簡単で賢明な選択の一つです。プライバシー保護、パフォーマンス向上、そして信頼性向上のすべてにおいてメリットがあります。

FAQ:HTTPとHTTPSに関するよくある質問

HTTPSはハッキングされることがありますか?

理論上、あらゆるシステムが攻撃対象になり得ます。しかし、強力なTLS設定で正しく構成されたHTTPSは、非常に突破しにくい仕組みです。ただし、設定や実装に不備があると脆弱性が生じます。たとえば、既知の弱点がある古いTLSバージョンを使用している場合、攻撃を受ける可能性があります。

フィッシングサイトでもHTTPSは使えますか?

はい。詐欺サイトでもSSL証明書を取得することは可能です。南京錠アイコンやhttps://の表示は、その特定のサーバーとの接続が暗号化されていることを示すだけで、サイト運営者の正当性や信頼性を保証するものではありません。

HTTPSはサイトの表示速度を遅くしますか?

現在ではほとんど影響ありません。かつては負荷がありましたが、HTTP/2やHTTP/3の最適化により、HTTPSの方が高速なケースもあります。さらに、現代のハードウェアでは暗号化による負荷はほぼ無視できます。

HTTPSとHTTP/2やHTTP/3の違いは何ですか?

HTTP/2やHTTP/3はHTTPの新しい高速バージョンです。通信遅延を減らしパフォーマンスを向上させますが、セキュリティ確保のためにはHTTPSが前提となります。多くのブラウザではHTTPSがなければ利用できません。

HTTPSはHTTPより優れていますか?

はい。HTTPSはより安全で信頼性が高く、将来にも対応できる仕組みです。閉じたローカル環境を除けば、HTTPを使い続ける理由はほとんどありません。

HTTPSなら常に安全ですか?

HTTPSは通信経路を安全にしますが、サイト自体の安全性を100%保証するものではありません。フィッシングサイトでもHTTPSを使用できますし、脆弱なコードなど他の問題が存在する場合もあります。HTTPSは重要な防御層ですが、それだけで完全なセキュリティ対策にはなりません。

なぜ今でもHTTPが使われているのですか?

HTTPは、限定的な用途で現在も利用されています。古いシステムや社内の閉じたネットワーク環境では、すでに安全とみなされているため、そのまま使われることがあります。しかし、切り替えにかかる費用や手間は非常に小さいため、あえてHTTPSを導入しない理由はほとんどありません。

HTTPSはGoogleの検索順位に影響しますか?

はい。GoogleはHTTPSをランキング要因の一つとして明言しています。さらに、直帰率やユーザーの滞在時間などにも間接的に影響します。HTTPS対応サイトは上位表示されやすく、表示速度も速く、信頼性も高まります。現在ほとんどのサイトがHTTPSを採用しているため、HTTPのままだと時代遅れに見えてしまいます。

なぜユーザーはHTTPSを信頼するのですか?

理由は単純で、ブラウザがHTTPを危険と表示するからです。多くの最新ブラウザはHTTPサイトに「Not Secure」と警告を表示し、赤い注意マークを出すこともあります。それだけで信頼は大きく損なわれます。一方、HTTPSでは南京錠アイコンが表示され、通信が安全であるという安心感を与えます。

サイト運営者にとっても、HTTPSへの移行は信頼性向上につながります。安全性が明示されているサイトの方が、購入完了やフォーム送信、滞在時間の向上につながりやすくなります。

HTTPSは無料で簡単に導入できますか?

はい。現在ではHTTPSの導入は高額でも複雑でもありません。数百ドルを支払ったり、専任の管理者を雇ったりする必要はありません。Let’s Encryptのような非営利団体により、誰でも有効なTransport Layer Security(TLS)証明書を取得できるようになり、完全無料で利用できます。

また、多くのホスティング管理画面ではワンクリックで導入できるようになっています。ホストが証明書の発行・インストール・更新まで自動で行うため、特別な作業は不要です。WordPress、Shopify、Squarespaceなどのプラットフォームも、標準でHTTPS対応またはワンクリック設定を提供しています。独自サーバーの場合でも、Certbotなどのツールを使えば設定や更新を自動化できます。

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Chantelle Golombick

Chantelle Golombick

After a decade working in corporate law and five years teaching at University, Chantelle now enjoys freelance life writing about law, cybersecurity, online privacy, and digital freedom for major cybersecurity and online privacy brands. She is particularly interested in the interplay between these digital issues and the law.

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